古紙の分別
一言に古紙といってもいくつかの種類があり、その種類によって何にリサイクルされるかが異なります。リサイクルするには古紙の品質が一定であることが必要であり、効率よくリサイクルするためには予め種類ごとに分別されていることが重要となります。
マテックでは、一般的な種類の「新聞紙類」「雑誌類」「ダンボール類」「紙パック」の4種類に分別し、受け入れを行っております。
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新聞紙類
新聞紙、チラシ、ピン留めされている雑誌(のり付けされていないもの)など
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雑誌類
のり付けされている雑誌、封筒、ハガキ、紙袋、包装紙、カレンダー、和紙、西洋紙など
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ダンボール類
ダンボール、厚紙(ティッシュの箱、お菓子の箱など)
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紙パック
牛乳パックなどの紙パック
古紙の禁忌品
紙以外のものはもちろん、以下のような種類の紙は再生紙としてリサイクルするには不向きであるため、取り除く必要があります。
- カーボン複写紙、ノンカーボン複写紙(宅配便の複写票など)
- 複合素材の紙(プラスチックフィルムやアルミ箔などを貼りあわせたものなど)
- 金・銀などの金属が箔押しされた紙
- 紙やすり
- おしぞめ紙(昇花転写紙、主に絵柄などを布地に加熱プリントする際に使われる紙)
- 芳香紙、匂いのついた紙(石けんの個別包装紙、紙製の洗剤容器、線香の紙箱など)
- 圧着はがき(親展はがき)
- 感熱紙(FAX用紙、レシート用紙)
- 印画紙の写真、インクジェット写真プリント用紙、感光紙(青焼きコピー用紙)
- 水に濡れた紙、油のついた紙、使い終わったティッシュペーパー、食品残さなどでよごれた紙
- ケナフ紙などの非木質紙
- 防水加工されたもの(ロウが塗布されたダンボールなど)
圧縮・梱包処理
古紙は製紙メーカーに出荷する際の輸送効率を上げるため、べーラーと呼ばれる機械で古紙の種類ごとに約1トンのベールに圧縮・梱包します。
古紙ベールは製紙メーカーに出荷し、再生紙としてリサイクルされます。
古紙ベーラーでの処理フロー
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1
収集・集積
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2
ベーラーへ投入
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3
圧縮・梱包
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4
出荷