マテック

リサイクルアート展2018:受賞作品(審査員特別賞)

2018 受賞作品(審査員特別賞)

審査員特別賞

色の律動(イロノリツドウ)/ 梅崎 伸子(一般)

主な使用素材
古布(はぎれ)、古い下着(洗濯後、筆ふき布として使用)、麻ひも、古タオル、古いガーゼ、あまった刺糸、たこ糸、古いビニール製の針金、古い針金、新聞紙、ちらし、遺棄される麻布、麻ひも、キウイフルーツ入れ箱など
作品コンセプト
使われなくなった様々な物を表現の素材として使用し、それぞれの素材の特徴を、色のハーモニー、質感の違い、構成、動きなどを組み合わせ、それぞれの素材を生かしあい、生命を与え、見る方々にエネルギーを与えられたらとの願いを込めて作りました。
アピールポイント
古い布(はぎれ)、和服のはぎれの色合いと質感。多数回の洗濯で素材が柔らかくなった古い下着を絵画制作時の筆拭き用としたものには意図しない面白い模様が出来たりしています。
ビニール製の針金、古い針金、新聞紙、ちらし、ガーゼ、遺棄される麻布、麻ひもなど。これらの物を素材として、キウイフルーツ入れ箱の中で組み合わせてみて、布独特の感触と色彩、前述の素材が互いに生き生きとお互いを生かし合うように全体的に作成していきました。
そして適宜、木工用ボンドで接着しました。特にリズムには動きを与えるように注意を払いました。

絹の家 わすれないで3.11を…(キヌノイエ ワスレナイデ3.11ヲ)/ 大熊 紹詮(一般)

主な使用素材
繭・真綿・アクリル板・竹串・金糸
作品コンセプト
3.11の地震によって養蚕農家の納屋が倒壊し汚れて商品価値がなくなってしまった繭と真綿を何かに利用していただけますかとお声をかけていただきこの度の作品制作となりました。
お蚕さんが全身全霊で創り上げた絹の家(繭玉・真綿)には到底かなうものでは有りませんが、本来絹の持つ美しさの中に心の安らぎと移りゆく季節を感じとっていただけるよう製作させていただきました。
アピールポイント
113本の竹串を垂直に均等感覚に並べるには厚さ5mmのディスプレイに使用されたアクリル板2枚にまったく同位置に133本の穴をあけてアクリル板を一番下からから2mm、穴の開いた5mm、10mm角のサイコロ、穴の開いた5mmのアクリル板を重ねた竹串を垂直に通す事で着色した繭を均等に並べることができました。
真綿は埃を洗ってから染め一度乾燥させ、丁寧にほぐし綿雲のような状態にしました。繭玉は意外にも固くビビットな色に染め上げるには数日の時間がかかりました。また、骨董市で買い求めた金糸(帯の材料)は、繭の持つ本来の光をイメージしたものです。
本作品は4つのパーツ(475mm×475mm×112mm)を組み合わせ、春・夏・秋・冬をイメージしました

うちゅうをはしるN-BOX(ウチュウヲハシルエヌボックス)/ 西田 悠大(小学校1年生)

主な使用素材
ダンボール、空容器、薬の容器・ふた、スモークサーモンに入っていた金・銀色シート、折り紙、絵の具、穴のあいたボール
作品コンセプト
車のうんてんせきをつくった。
いえにたくさんのはこがあったから。
くるまのそとがうちゅうだったらたのしいとおもった。
アピールポイント
  • ハンドルとレバーがうごくようにがんばった。
  • プラスチックにいろをぬってきれいなボタンにした。
  • ずかんのちきゅうのえをよくみてえのぐでかいた。
  • ちきゅうは、あながあいたボールをきってつくった。
  • がめんは、うちゅうのちずをかいた。

生活の輝き(セイカツノカガヤキ)/ 土倉 寧々(一般)

主な使用素材
折込広告、紙袋、コルクボード
作品コンセプト
折り込み広告の一枚一枚の図形や色、その配色をよく考え、組み合わせて輝く宝石を表現することで、捨ててしまうものでも、使い道や加工の仕方などをよく吟味すれば宝石のように価値のあるものになるということを伝えようと思いました。
リサイクルをした時、輝くのは私たちの生活だと思います。
アピールポイント
宝石の輝く様子を表現するために、たくさんの色や図形の大小を作り、なおかつそれぞれの差も出るように気をつけました。
色や形に少しでも違和感があると宝石に見えなくなってしまうので、何度も貼っては剥がし、貼っては剥がしを繰り返しました。
また、折り込み広告を何枚も重ね、ダイヤモンドカットをイメージした立体感を作品自体につけることで、奥行きや重厚感を出し、作品に見応えが出るよう工夫しました。